63歳の男性。上顎前歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。歯周基本治療後の口腔内写真(別冊午後 No.5A)、エックス線写真(別冊午後 No.5B)および歯周組織検査結果の一部(別冊午後 No.6)を別に示す。次に行うと考えられるのはどれか。1つ選べ。
1→11と21にさらなる治療が必要であるが、歯肉切除を行うと、審美性が低下する。
2→11と21に対して、まずは根面の清掃を行う必要がある。
3→歯肉結合組織移植術は結合組織の欠損に対して行われる。この症例では認めない。
4→歯肉弁根尖側移動術は、歯肉の位置を下げることで角化歯肉の保存、歯周ポケット除去、付着歯肉の増大を図る。