53歳の男性。職場の保健指導で歯科を受診するよう勧告されて来院した。特定健康診査の結果で、HbAlcの高値を指摘され、質問票では「歯や歯ぐき、咬み合わせなどが気になる部分があり、噛みにくいことがある」に該当したという。半年前から奥歯がぐらつきはじめ、歯磨き時に出血するという。適切な指導内容はどれか。2つ選べ。
1→咬合状態、歯牙欠損部位の詳細が不明であるが、誤嚥のエピソードは無い。
2→咬合状態、歯牙欠損部位の詳細が不明であるが、窒息リスクの説明は適切な指導ではない。
3→歯のぐらつきなどの歯周病は咀嚼回数の減少により過食傾向になり、エネルギー摂取が増えて肥満のリスクが高まります。
4→奥歯がぐらつきはじめ、歯磨き時に出血することから、歯周病の存在が推測される。