第29回国家試験 午後91
72歳の男性。食事中、のどに食物が残っている感覚が続いているため来院した。検査の結果、誤嚥はないが、梨状窩に食物が少量残留していることがわかった。有効な訓練法はどれか。1つ選べ。
正解!
不正解 答え 4
1→頰訓練は口腔期の問題への対応法である。
2→舌訓練は口腔期の問題への対応法である。
3→発声訓練をしても、梨状窩の残留は改善しない。
4→頭部挙上訓練(シャキア・エクササイズ)は、床に仰向けに寝て、足の指先が見える程度まで頭をあげることを繰り返す。喉頭の前上方の運動能力を改善し、咽頭を開きやすくすることが目的である。