10歳の女児。保護者から奥歯が上手に磨けないことを主訴として来院した。出生時から脳性麻痺の診断があり、日常生活は全介助で、緊張すると噛みしめてしまうという。歯科医師の診察でう蝕はなかったが、歯頸部に歯垢が付着していた。初診時の写真(別冊午後No.23)を別に示す。口腔衛生管理で保護者へ説明するのはどれか。2つ選べ。
1→脳性麻痺による口唇閉鎖不全であり口唇閉鎖の自己制御は難しい。
2→口腔清掃中の噛みしめ防止のために清掃時に用いる開口保持器具を紹介する。
3→保護者による口腔衛生管理だけでなく歯科医院での定期管理の必要性を説明する。
4→歯頸部に歯垢が付着しており適切に磨けていない。