多剤服用の高齢者に対して歯科保健指導を行う際に、薬物の注意すべき有害作用はどれか。2つ選べ。
正解!
不正解 答え 2・3
1→多剤服用の高齢者に対して、歯髄壊死は有害作用とはならない。
2→多剤服用の高齢者の中には、抗凝固薬を服用している場合が多くある。このような場合は出血傾向に注意する必要がある。
3→多剤服用の高齢者の中には、ムスカリン受容体に作用する薬剤を服用している場合もある。このような場合は唾液の分泌を阻害するため、口腔乾燥を引き起こす可能性がある。
4→多剤服用の高齢者が、嚥下障害を引き起こす可能性は低いが、筋弛緩薬や気管拡張薬を服用している場合は、嚥下障害を起こす場合もある。