60歳の男性。歯根の露出、冷水痛および義歯の不具合を訴えて来院した。口腔診査終了後に検査を行い、次の結果を得た。 刺激唾液分泌速度 0.3mL/min 総菌数 10⁷/mL S.mutans 菌数 10⁶/mL Candida 菌数 検出なし 歯肉出血(BOP) なし ポケットデプス 3mm以下 この結果から考えられるのはどれか。
正解!
不正解 答え 1
1→刺激時唾液分泌速度が遅いので口腔乾燥が疑われる。基準値は10ml/10minである。
2→検査から味覚障害は分からない。亜鉛不足などの場合は味覚障害が起きる。
3→ポケットデプス診査の数値が低いことやBOPが無いことから、重度歯周炎は考えにくい。
4→S.mutans は検出されるが、Candida 菌数が検出されていないので、義歯の清掃不良は考えにくい。