31歳の女性。上顎右側第一大臼歯の食片圧入を主訴として来院した。自発痛はなく、軽度の冷水痛が認められた。コンポジットレジン修復が行われることになった。う蝕罹患歯質を除去するにあたり、歯科医師よりプレウェッジテクニックの準備を指示された。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.32A)と器具の写真(別冊午前 No.32B)を別に示す。使用するのはどれか。1つ選べ。
1→アイボリー(Ivory)のシンプルセパレーターである。前歯部に用いる。
2→プレウェッジテクニックは、窩洞形成前にウェッジを挿入することで、確実な歯間分離と窩洞形成時の歯間乳頭を保護することが目的である。②はエリオット(Elliott)のセパレーターであるが、窩洞形成後に使用する。
3→③はクランプリングである。大きな隣接面窩洞の際に用いる。
4→プレウェッジテクニックは、窩洞形成前にウェッジを挿入することで、確実な歯間分離と窩洞形成時の歯間乳頭を保護することが目的である。