6歳の女児。定期学校歯科健康診断で歯の形態異常を指摘され来院した。 矢印で示す形態異常について保護者から今後の注意事項を聞かれた。 初診時の口腔内写真(別冊午前No.19) を別に示す。 説明するのはどれか。2 つ選べ。
正解!
不正解 答え 1・3
1→癒合歯は個々の歯が通常よりも複雑な形状をしているため、ブラッシングが困難になる場合がある。その結果プラークがたまりやすく、う蝕が発生しやすくなる可能性がある。
2→6歳時点で歯周炎のリスクはほぼないと考えられる。癒合歯付近にプラークが停滞し歯肉炎になる可能性はある。
3→癒合歯は歯の生え変わりを阻害する可能性がある。永久歯歯胚がそもそも存在しない場合や異所萌出する可能性がある。
4→癒合歯は形態が異常であるだけで、それ自体が歯冠の変色を引き起こすわけではない。