1→乳癌の治療時に投与される抗癌剤により、口腔乾燥症や口内炎の発症の危険性があるといわれているが、歯周病のリスクファクターとなる可能性は指摘されていない。
2→歯周病原細菌が口腔内から気道に侵入することにより誤嚥性肺炎の発症する危険性が高まるため、歯周病がリスクファクターとなる可能性が指摘されている。
3→歯周病原細菌が放出する炎症性物質が口腔内の血管から全身にめぐり子宮を収縮させ、低体重児出産や早産を引き起こす危険性が高まるため、歯周病がリスクファクターとなる可能性が指摘されている。
4→筋萎縮性側索硬化症は接触嚥下障害を引き起こす危険性があるといわれているが、歯周病のリスクファクターとなる可能性は指摘されていない。