離乳期に摂食嚥下機能を獲得する段階の特徴的な動きを示す。①口唇を随意に閉鎖する。②左右対称に口角を引く。③左右非対称に口角を引く。④嚥下時に下唇が内転する。成長に伴い観察される順序はどれか。
1→この順序は正しくありません。口唇を随意に閉鎖する能力(①)は最初に獲得されますが、それに続いて嚥下時に下唇が内転する(④)は初期段階ではまだ発達していません。また、左右対称に口角を引く(②)が、左右非対称に口角を引く(③)よりも先に発達することは通常ありません。
2→この選択肢も正しくありません。やはり、嚥下時に下唇が内転する(④)が、この初期段階で発達しているとは考えにくいです。さらに、左右非対称に口角を引く(③)が左右対称に口角を引く(②)よりも早く発達するとは考えにくいです。
3→この選択肢が正解です。離乳期の摂食嚥下機能の発達は、最初に嚥下時に下唇が内転する(④)を獲得し、次に口唇を随意に閉鎖する(①)が獲得されます。その後、左右対称に口角を引く(②)という動きが発達し、最後に左右非対称に口角を引く(③)というより複雑な動きが発達します。
4→この選択肢は不正解です。左右非対称に口角を引く(③)が左右対称に口角を引く(②)よりも早く発達するとは通常考えられません。