60歳の男性。歯肉にやや退縮がみられる。歯科保健指導を行うにあたり歯ブラシを持参してもらった。持参した歯ブラシの写真(別冊午前 No.12A)および歯プラシの持ち方の写真(別冊午前No.12B)を別に示す。会話を下に示す。
歯科衛生士:毛の硬さはどのようなものを選んでいますか。
患 者:「ふつう」を選んでいます。
歯科衛生士:この歯ブラシはどのくらい使っていますか。
患者:2か月くらいです。
必要な指導はどれか。2つ選べ。
1→歯肉にやや退縮があり、ブラシの毛先も広がっている。ブラッシング圧をもう少し軽くするよう指導が必要である。
2→ペングリップなので、ブラッシング圧は強くならない持ち方である。
3→ブラシの毛先が着色している。より早期での交換が必要である。
4→歯ブラシの毛の硬さについてさらなる指導は不要である。