60歳の女性。歯肉からの出血を訴えて来院した。歯周基本治療で局所麻酔下にて歯周ポケット掻爬を行った。処置直後の写真(別冊午後 No.26)を別に示す。麻酔効果の消失後、出現すると考えられるのはどれか。1つ選べ。
1→歯周ポケット掻爬で歯の位置関係は変わらないため、構音障害は関係しない。
2→拍動性の疼痛は急性炎症が存在する際に認める所見である。
3→歯根膜腔の拡大は炎症が存在する場合に認める。起炎物質を歯周ポケット掻爬で除去しており、歯根膜腔の拡大の原因とは言えない。
4→歯周ポケット掻爬で根面が露出し、象牙質知覚過敏の可能性がある。