1→アウトカム評価は介入や行動が結果としてどのように影響を及ぼしたかを評価します。歯科保健活動により予防的な行動が促進され、結果として歯科医療費が減少するという結果はアウトカム評価の対象となります。
2→アウトカム評価は結果指向の評価で、実施された活動や介入が最終的にどのような影響を与えたかを測定します。歯科保健活動が行われる目的の一つは、地域の口腔の健康状態を向上させ、結果的に生活の質(QOL)を改善することです。したがって、口腔のQOLの向上は地域歯科保健活動の効果を評価する重要なアウトカム(結果)となります。
3→歯科健診の実施回数はプロセス評価の一部で、活動が適切に実施されているかを測定するものですが、それ自体が地域の健康状態やQOLの改善を直接反映するものではありません。
4→担当人員の活用状況もプロセス評価に含まれ、活動が適切に行われているかを示す指標ですが、結果としての健康状態の改善やQOLの向上を直接反映するものではありません。