第31回歯科衛生士国家試験 午前17

1→無水ケイ酸は、多くの歯磨剤に使用される研磨剤の一つです。歯の汚れを取り除くための摩擦を助ける役割があります。したがって、①に使用できる成分として適切です。

2→炭酸カルシウムも研磨剤としての性質を持っていますが、歯磨剤としての使用は一般的ではありません。主に他の用途（例えば、食品の増粘剤や健康食品）で利用されることが多いです。

3→ピロリン酸カルシウムは、カルシウムの供給源として歯磨剤に添加されることがあります。これは、歯の再石灰化を促進するための成分として使用されることが多いです。したがって、①に使用できる成分として適切です。

4→ハイドロキシアパタイトは、歯の主要な成分であり、最近の歯磨剤にはこの成分が添加されることが増えてきています。歯の再石灰化を促進する目的で使用されますが、この問題の文面からは①に使用できるかの明確な情報は示されていません。