第31回国家試験 午前42
58歳の男性。上顎左側第二小臼歯の違和感を主訴として来院した。慢性化膿性根尖性歯周炎と診断され、感染根管治療を行うことになった。クラウンと支台築造体除去後の口腔内写真(別冊午前 No.8A)とある処置後の口腔内写真(別冊午前 No.8B)を別に示す。
矢印で示す部分の目的はどれか。2つ選べ。
正解!
不正解 答え 3・4
1→解説3参照。
2→解説3参照。
3→写真では残根状態の歯牙から隔壁形成されてラバーダム防湿が可能な状態になっている。残根の状態のままでは、仮封も外れやすく、治療時に洗浄する際などに薬液が周囲に漏れ出てしまいやすくなる。唾液による汚染の可能性もある。隔壁形成することにより、封鎖性の確保や汚染防止が可能になる。
4→解説3参照。