85歳の女性。骨折で要介護状態となり介護施設に入所している。普通食を摂取していたが、臼歯部両側遊離端義歯を紛失して歯科訪問診療を受診した。義歯製作までに食事形態の変更が必要となった。むせはないという。野菜の炒め煮の食事形態の写真(別冊午前 No.31)を別に示す。
適切なのはどれか。1つ選べ。
1→①は普通食のようなので食事がしにくい。
2→②は刻み食のようであるが、刻みが少ないのでやや食べにくいと思われる。
3→両側遊離端義歯の紛失ということから、前歯部はあると想像できる。要介護状態であるものの、むせはないということから嚥下にはさほど問題はないと思われる。前歯部での食事になるので、極刻み食などが適当と思われる。
4→ペースト食のようである。無歯顎であれば検討するが、前歯が残っているので少し食形態をあげても良いと思われる。