67歳の男性。舌癌により舌根部を除く舌体を切除し、皮弁で再建している。傷が落ち着いてきたのでそろそろ食事を開始したいとのことである。口腔内写真(別冊午後 No.24)を別に示す。
疑われるのはどれか。2つ選べ。
1→食事を行いたいという意思があるので先行期の障害ではない。
2→準備期は口に食物を持っていき咀嚼して食塊を形成する時期になる。舌の運動状況や歯牙の状況が不鮮明であるが障害が起こりやすい時期である。
3→口腔期は食塊を咽頭に送り込む時期になる。舌の動きが鈍いと送り込みが難しくなる。
4→咽頭期は食塊を咽頭から食道に送り込む時期になる。写真からの状態では判断できない。