84 歳の女性。食事介助が困難であることを主訴として歯科訪問診療の依頼があった。特別養護老人ホームに入居しており、義歯を使用せす刻み食を全介助で摂取している。食事摂取後の口腔内写具(別冊午前No.21) を別に示す。
発音が困難と考えられるのはどれか。2 つ選べ。
1→口蓋に食渣が確認できる。[k]の発音は軟口蓋音である。舌の動きが悪いのでカの発音は困難と思われる。
2→[t]の発音は歯茎音である。舌の動きが悪くタの発音も困難と思われる。
3→[h]の発音は声門音である。ハの発音は舌の動きに関与しない。
4→[m]の発音は両唇音である。マの発音は舌の動きに関与しない。