80 歳の男性。口が乾くことを主訴として来院した脳梗塞の既往があり、居宅療養中である。RSSTは3回/30秒、BDR はすべて自立である。歯科医師の指示で、液状タイプの保湿剤の使用方法を指導することになった。
指導内容はどれか。1 つ選べ。
1→使用後に水でうがいをすると保湿剤が洗い流されてしまいその効果が弱まる可能性がある。適切な指導内容とは言えない。
2→液状タイプの保湿剤は口腔内全体に広がるように適量を口に含ませ、その後20-30秒後にすすぐことにより効果的に作用する。これにより口腔内の粘膜全体に均一に保湿剤が広がり、乾燥を防ぐ。
3→液状の保湿剤はすすぎが主な使用方法であり、歯ブラシにつけて使用するのは固形またはジェルタイプの保湿剤の場合に行う。
4→患者が自力で口をすすげる能力がある場合、患者自身に保湿剤を適切に使用させることが最も効果的である。また、スボンジブラシを使うと保湿剤が均一に広がらない可能性もある。