1→傾聴とは、相手の言葉を注意深く聞き理解する態度である。この会話では、歯科衛生士が患者の話を深く理解しようとし、患者が伝えたい情報を的確に受け取っている。
2→情報提供とは、患者に必要な医療情報を明確に伝えるスキルである。この会話の中で用いてはいない。
3→共感的態度とは、患者の気持ちや視点を理解し、共感することを示す態度である。この会話では、歯科衛生士は「ご家族の介護で大変だったのですね」と述べており、患者の困難な状況を理解し、共感していることを示している。
4→ゼロポジションとは自分自身の主観や先入観を抑え、無条件で相手を受け入れるという態度である。この会話において歯科衛生士は患者の意見を尊重し聞き入れているが、それは主に傾聴と共感的態度によるものであり、明確にゼロポジションを示す要素は見られない。