41歳の女性。昨年より上顎左側中切歯に違和感を覚えていたが、この3か月くらいで急に歯が伸びてきたように感じることを主訴として来院した。 慢性歯周炎と診断され、歯周基本治療後の再評価で、歯周外科治療を行うことになった。 初診時の口腔内写真(別冊午後No.9 A 、B 、C) と歯周外科処置時の口腔内写真(別冊午後No.9 D)を別に示す。 この部位の歯周炎の発現に影曹を与えたと考えられる局所性修飾因子はどれか。 1 つ選べ。
正解!
不正解 答え 1
1→写真Bでは斜切痕が確認できる。歯周ポケットの形成も確認できるので、局所性修飾因子と言える。
2→樋状根は下顎第二大臼歯にみられるので、今回の部位には考えにくい。
3→エナメル真珠は上下第三大臼歯に後発するので、上顎前歯では考えにくい。
4→エナメル突起は上下大臼歯にみられるため、今回の部位では考えにくい。