8 歳の男児。保護者がうまく歯磨きできないことを主訴として来院した。 重度脳性麻痺を有する。口腔内診査の結果、臼歯部咬合面にう蝕の多発が認められた。 原因と考えられるのはどれか。1 つ選べ。
正解!
不正解 答え 3
1→口呼吸は脳性麻痺患者ではあると思われるが、今回の多発う蝕の直接的な原因とは言えない。
2→舌突出嚥下や口唇閉鎖不全を認めることがあるが、今回の多発う蝕の直接的な原因とは言えない。
3→重度の脳性麻痺の患者では、反射的な口の閉鎖(咬反射)が強く残っていることがある。これにより保護者が歯磨きをしても満足にできずう蝕、歯周病に罹患しやすくなる。
4→象牙質形成不全ではなくエナメル質形成不全が見られることがある。