56歳の男性。肺癌のため入院加療中である。骨に癌が転移したためデノスマブを投与中であるという。 口腔内の状況が悪化したため、歯科訪問診療の依頼があった。 口腔内写真(別冊午後No.36)を別に示す。丸で囲んだ部分は患部を示す。 歯科保健指導で適切なのはどれか。2 つ選べ。
正解!
不正解 答え 1・4
1→デノスマブ投与中との記載があり、顎骨壊死の所見が確認できる。可能な限り患部は刺激せず口腔環境を整える必要がある。
2→乾燥はさらに口腔環境を悪化させる可能性があるので保湿状態を保つようにする。
3→含嗽だけではなく歯面の機械的な清掃も行う方が良い。
4→刺激の少ない歯ブラシや歯磨剤の選択が必要になる。