7歳の男児。咬み合わせの異常を主訴として来院した。乳歯列期には異常はみられなかったが、第一大臼歯萌出後から徐々に隣接歯の位置が変わり、傾斜もみられるようになったという。初診時の口腔内写真(別冊午前No.21A)とエックス線写真(別冊午前No.21B)を別に示す。矢印で示す歯の異常はどれか。1つ選べ。
1→歯牙腫は歯の腫瘍である。この症例では認めない。
2→本来の位置よりも低い位置にいる歯を低位歯という。
3→癒合歯は2つの歯胚が1つになったものである。本症例では認めない。
4→本症例で萌出遅延は認めない。