脳卒中後の構音障害における訓練で、①舌「パ」、②口唇「ウー」、③硬口蓋「アー」などを特異的に使う発音を繰り返すことで、口腔周囲筋の運動訓練となり、④「摂食嚥下機能」の改善がみられる。「①ー④」部分で正しいのはどれか。2つ選べ。
1→「パ」の発音では、舌は特異的に活動するわけではなく、口唇を用いて発音します。したがって、これは口唇の運動訓練となるため、この選択肢は誤りです。
2→「ウー」の発音は、口唇を特異的に用いることで形成されます。この動作により、口唇の筋肉の運動訓練となるため、この選択肢は正確です。
3→「アー」の発音には、硬口蓋を特異的に用いるわけではない。この発音は、口腔全体の開放に関わりますが、硬口蓋の運動訓練としては考えられません。したがって、この選択肢は誤りです。
4→口腔周囲筋の運動訓練は、摂食嚥下機能の改善に寄与することが知られています。筋力の増強や運動のコントロールが向上することで、摂食や嚥下の障害が減少する可能性があります。このため、この選択肢は正確です。