第29回国家試験 午後50
55歳の男性。上顎右側第一大臼歯の疼痛を主訴として来院した。歯根破折が認められたため、局所麻酔下に近心頬側根の抜歯が行われたところ、抜歯窩からの持続的出血を認めたため、止血剤を抜歯窩に挿入した。揮入後の口腔内写真(別冊午後No.16)を別に示す。止血のために使用できるのはどれか。2つ選べ。
正解!
不正解 答え 1・3
1→抜歯窩に対して酸化セルロースは局所止血剤として用いることができる。
2→トラネキサム酸は静脈投与する止血剤である。
3→ゼラチンスポンジは局所止血剤として用いることができる。
4→塩化ベンゼトニウムは創部の洗浄に用いる。