第27回国家試験 午前48
次の文を読み、〔問題 47)、[問題 48)に答えよ。
80歳の男性。上顎左側犬歯相当部の顎堤粘膜の疼痛を主訴として来院した。7年前に上下顎全部床義歯を製作し、2年前から徐々に粘膜部が増殖してきたが、疼痛を認めなかったため、義歯は使用し続けていたという。最近になり、食事時に疼痛を認めるようになったという。義歯性線維症と診断された。初診時の口腔内写真(別冊午前No.12)を別に示す。
新義歯製作にあたり、前処置として考えられるのはどれか。
正解!
不正解 答え 1
1→粘膜調整材などを利用して、粘膜の状態を回復させる。
2→骨鋭縁等に用いる前処置である。
3→唾液腺をマッサージすることで、唾液分泌を促すことができるが、今回の前処置では関係はない。
4→プラークコントロールが改善されても粘膜は回復しない。