8歳の女児。上顎左側中切歯の色調異常を訴えて来院した。萌出時から異常が認められ、歯磨きをしても変化はないという。歯の発育段階での異常と診断された。口腔内写真(別冊午前No.15)を別に示す。
原因として考えられるのはどれか。
1→外胚葉異形成症であれば、1歯に限局する可能性はないと考えられる。
2→フッ素の過剰摂取であれば、1歯に限局する可能性はないと考えられる。
3→エナメル質形成不全症の所見とは異なる。
4→いわゆるターナー歯である。先行乳歯の根尖性歯周炎により、エナメル質形成不全、石灰化不全が起きた状態である。エナメル質形成不全症とは異なる。