87歳の女性。食事量が減ってきたことを心配した家族から歯科訪問診療の依頼を受けた。食事中に食べこぼしが多いという。口腔機能に関する検査結果を表に示す。機能が低下していると考えられるのはどれか。1つ選べ。
1→反復唾液嚥下テストは基準値であるため、嚥下機能に問題ない。
2→グミゼリーの結果は良好であるので、咀嚼は問題ない。
3→オーラルディアドコキネシスは、口唇、舌の運動性を評価する。被験者にpa、ta、kaの単音節をそれぞれ10秒間ずつできるだけ早く繰り返し発音させ、1秒あたりの発音回数で評価する。
4→サクソンテストは唾液分泌量を評価する試験であり、結果は良好である。