28歳の男性。歯の痛みを主訴として来院した。2年前から食後に嘔吐を繰り返しているという。初診時の口腔内写真(別冊午前No.3)を別に示す。 考えられるのはどれか。
正解!
不正解 答え 2
1→咬耗症は歯軋りや食いしばりなどが長年に渡ると発症する事がある。
2→酸蝕症は塩酸や硫酸など強い酸を扱う仕事の方に見られるものもあるが、逆流性食道炎の様に胃酸をよく嘔吐してしまう場合にも見られる。現病歴から酸食症と判断できる。
3→摩耗症は、歯ブラシなど機械的刺激で起こる事がある。
4→エナメル質形成不全症は先天的にエナメル質がうまく作られないものを指す。