第27回国家試験 午前43
42歳の女性。上額前歯部歯肉の不快感を主訴として来院した。数年前から前歯部に排膿と出血が認めら、咬合時に動揺するという。プロービング深さは5〜8mmであり、慢性歯周炎と診断された。全身的には特記すべき事項はない。初診時の口腔内写真(別冊午前No.10A)とエックス線写真(別冊午前No10B)を別に示す。
リスクファクターとして考えられるのはどれか。2つ選べ。
正解!
不正解 答え 1・3
1→歯石沈着が写真から見受けられる。黒褐色の歯石沈着も認められることから歯肉縁下にも歯石沈着していると考えられる。
2→小帯異常は写真からは認められない。
3→レントゲン写真から垂直性の骨欠損が認められることから、外傷性咬合が考えられる。
4→歯の形態異常は写真からは認められない。