5歳の男児。歯科健康診査でう蝕の疑いがあり来院した。母親が付き添い、ユニットに座ったものの、歯科衛生士の声掛けに顔をそむけた。治療についてやさしく説明したところ、強く泣き極度の治療拒否行動を示した。フランクルの分類はどれか。1つ選べ。
1→フランクルの分類の1度は明らかな負の反応で、治療の拒否、号泣、 恐がりなどの極度の拒否行動を示す明らかな証拠がみられる場合をいう。「強く泣き極度の治療拒否行動」との文面から1度と考えて良い。
2→2度は、負の反応で、受診への躊躇や不協力、不機嫌、引っ込み思案などの何らかの拒否的な態度が示されるが、明らかではない場合をいう。
3→3度は正の反応で、治療を受けられるときには慎重に、また進んで歯科医に従おうとし、ときには遠慮がちになるが、歯科医の指示には協力的に従う事をいう。
4→4度は明らかな正の反応で、歯科医師との良好な意思疎通が可能であり、歯科的処置に興味を示し、 笑い等もあり状況を楽しんでいる様な状態をいう。