38歳女性、上顎埋伏智歯抜歯を行う事となった。伝達麻酔を行った後に、起こりうる症状はどれか?(弊社改)
正解!
不正解 答え 4
1→ベリルのサインは静脈内沈静法を行うと起こる現象である。上眼瞼が下がり、眠たいような状態をいう。伝達麻酔では起こらない。
2→マルゲーヌ圧痛は顎骨骨折の際に起こる。伝達麻酔では起こらない。
3→ニコルスキー現象は尋常性天疱瘡に代表される皮膚の剥離などが起こる現象である。伝達麻酔では起こらない。
4→上顎埋伏智歯抜歯の際に伝達麻酔を行うと顔面皮膚に貧血が起きる。それをキューンの貧血帯という。時間が経過すると自然と消退していくので、経過観察でよいとされる。