定期歯科健診に来院した3歳男児の母親から指しゃぶりについて相談を受けた。口腔状態および男児の様子を以下に示す。指導内容として適切なのはどれか。2つ選べ。
正解!
不正解 答え 1・4
1→指しゃぶり(吸指癖)は上顎前突、前歯部開咬、歯列弓狭窄などの咬合や歯並びへの影響を及ぼすため、指導内容として適切である。
2→5歳までに口腔習癖が改善すると不正咬合の改善も自然に認められるため、3歳では経過観察を行うことが適切である。
3→6歳で口腔習癖が認められる場合、習癖除去装置の使用を検討すべきである。
4→口腔習癖の改善による不正咬合の自然治癒の可能性もあるため、5歳までは経過観察を行なっていくことが正しい。指導内容として適切である。