1 歳の女児。萌出した歯の後方部分が腫れているため、精査を希望して来院した。 萌出性嚢胞と診断された。口腔内写真(別冊午前No.18) を別に示す。 主訴の部位に関する説明で正しいのはどれか。1 つ選べ。
正解!
不正解 答え 3
1→萌出性嚢胞は唾液がたまるものではない。唾液が溜まっているものの代表には口唇にできる粘液嚢胞などである。
2→萌出性嚢胞は感染や炎症とは無関係に形成される。膿瘍形成しているのではない。
3→萌出性嚢胞は通常、乳歯の萌出と同時にまたはそれに先立って発生し、嚢胞自体は無症状であることが多い。乳歯が萌出するまで経過観察とする。
4→萌出性嚢胞は萌出間近の乳歯や永久歯の歯冠を内腔にいれて歯肉・歯槽粘膜に生じる囊胞である。