1→β-ラクタム系抗菌薬の主な作用は細胞壁の合成阻害である。細胞膜障害は、多くのポリエン類やアゾール類といった抗真菌薬の作用機序として知られる。
2→核酸合成阻害は、フルオロキノロン系やリファンピシンなど他の抗菌薬の作用機序である。
3→β-ラクタム系抗菌薬(ペニシリン系やセフェム系など)は、細菌の細胞壁合成を阻害することによって、細菌の増殖を抑える作用を持つ。これは、β-ラクタムがペプチドグリカン合成を阻害し、細菌の細胞壁が弱くなり、内部の高い浸透圧に耐えられずに破裂するというメカニズムである。
4→タンパク質合成阻害は、マクロライド系やテトラサイクリン系など他の抗菌薬の作用機序である。