令和元年度(第29回)歯科衛生士国家試験問題|午後61問〜午後80問
第29回国家試験 午後71
60歳の女性。下顎左側臼歯部の疼痛を訴えて来院した。慢性歯周炎と診断され、歯周治療が行われた。歯周外科治療後の口腔内写真(別冊午後No.28A)と口腔機能回復治療後の口腔内写真(別冊午後No.28B)を別に示す。SPT時に矢印で示した部位に使用するグレーシータイプキュレットはどれか。2つ選べ。
第29回国家試験 午後72
55歳の男性。メインテナンスのため来院した。歯科医師より歯面研磨の指示を受けた。口腔内写真(別冊午後No.29)を別に示す。使用する器具・器材はどれか。2つ選べ。
第29回国家試験 午後73
う蝕発病因子の評価で環境因子はどれか。1つ選べ。
第29回国家試験 午後74
12歳の女児。4か月の定期健康診査で来院した。患者の前回と今回来院時のカリエスリスク検査結果を表に示す。前回よりカリエスリスクが改善されたのはどれか。2つ選べ。
第29回国家試験 午後75
週1回法のフッ化物洗口液を200mL作製するために必要なフッ化ナトリウムの粉末量はどれか。1つ選べ。
第29回国家試験 午後76
う蝕予防としてフッ化物洗口の効果的な実施時期はどれか。2つ選べ。
第29回国家試験 午後77
6歳の女児。奥歯の歯ぐきが気になることを主訴として来院した。う蝕リスクが高いとの診断で歯科医師の指導により下顎左側第一大臼歯に可及的に小窩裂溝塡塞を行うことになった。口腔内写真(別冊午後No.30)を別に示す。塡塞前に行うのはどれか。2つ選べ。
第29回国家試験 午後78
17歳の男子。口臭を主訴として来院した。O’LearyのPCRは45%で、軽度の歯肉炎と診断された。歯科医師より歯科保健指導をするよう指示を受けた。ブラッシング指導とともに、洗口剤の使用方法の指導を行った。正しいのはどれか。2つ選べ。
第29回国家試験 午後79
患者調査における外来患者受療率を図に示す。②はどれか。1つ選べ。
第29回国家試験 午後80
85歳の女性。定期健康診査を目的として来院した。散歩を日課としているが、半年前から、かかりつけの内科で処方された高血圧の薬を飲み忘れることが多くなったり、自宅での料理を失敗することが増えたという。食事や衣服の着替えは一人でできるという。障害高齢者の日常生活自立度判定はどれと考えられるか。1つ選べ。
第29回国家試験 午後81
乳児の保護者に対する適切な口腔保健指導はどれか。2つ選べ。
第29回国家試験 午後82
55歳の男性。下顎臼歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。歯科保健指導時の会話を図に示す。用いた医療面接の手法はどれか。2つ選べ。
第29回国家試験 午後83
3歳の女児。保育園の保育士と一緒に3歳児健康診査のため市町村保健センターに来所した。身長90cm、体重8.5kgであった。また、歯科健康診査ですべての歯にう蝕がみつかった。通告先はどれか。1つ選べ。
第29回国家試験 午後84
85歳の女性。食べこぼしが気になり来院した。2年前から関節リウマチの影響による手指関節機能低下と視力低下があり、ブラッシング能力が低下して口腔内環境が悪化しているという。適切な指導はどれか。2つ選べ。
第29回国家試験 午後85
OHI-Sの結果を表に示す。OHI-Sの値はどれか。1つ選べ。
第29回国家試験 午後86
80歳の男性。家族からの依頼で、在宅で口腔衛生管理を行うことになった。口腔内写真(別冊午後No.31)を別に示す。まず、①保湿剤で剥離上皮を湿潤させ、②乾いたスポンジブラシを使用して除去した。その際に、③口蓋の手前から奥にむかって、④スポンジブラシの脇腹を回転させながら動かした。下線部分で適切なのはどれか。2つ選べ。
第29回国家試験 午後87
36歳の男性。ブラッシング時の出血を主訴として来院した。歯科医師より歯科保健指導を指示された。職場の人間関係がストレスの原因になっているという。ストレスコーピングに関する指導内容で適切なのはどれか。1つ選べ。
第29回国家試験 午後88
日本人の食事摂取基準(2015年版)で健康の維持・増進と欠乏症予防のために設定されているのはどれか。1つ選べ。
第29回国家試験 午後89
生後10か月で離乳後期に入った乳児への食事指導で適切なのはどれか。1つ選べ。
第29回国家試験 午後90
86歳の男性。お茶や汁物でのむせを訴えて来院した。座位で常食を食べているが、時々椅子から転落しそうになるという。BMIは18.0、要介護3、咀嚼能力に間題はない。嚥下機能の評価を実施したところ、RSSTは2回であった。食事支援として適切なのはどれか。2つ選べ。