平成29年度(第26回)歯科衛生士国家試験問題|午後61問〜午後80問

第26回国家試験 午後71

60歳の男性。歯根の露出、冷水痛および義歯の不具合を訴えて来院した。口腔診査終了後に検査を行い、次の結果を得た。

刺激唾液分泌速度 0.3mL/min
総菌数 10⁷/mL
S.mutans 菌数 10⁶/mL
Candida 菌数 検出なし
歯肉出血(BOP) なし
ポケットデプス 3mm以下
この結果から考えられるのはどれか。

第26回国家試験 午後72

慢性歯周炎と比較した場合の侵襲性歯周炎の特徴はどれか。2つ選べ。

第26回国家試験 午後73

歯周病と双方向のリスクが考えられるのはどれか。

第26回国家試験 午後74

メンテナンス移行の基準を満たしているのはどれか。

第26回国家試験 午後75

シャープニングの目的はどれか。2つ選べ。

第26回国家試験 午後76

フッ化物歯面塗布法はどれか。2つ選べ。

第26回国家試験 午後77

ユニバーサルキュレットの操作で誤っているのはどれか。

第26回国家試験 午後78

歯周治療の標準的な進め方を図に示す。
①はどれか。

第26回国家試験 午後79

器具の写真(別冊午後No.16)を別に示す。
この器具で計測する2度はどれか。

第26回国家試験 午後80

ヘルスプロモーションの概念に基づいたブラッシング指導はどれか。

第26回国家試験 午後81

68歳の女性。「①口の臭いが気になる」と訴え来院した。「②5年前に脳梗塞」を発症し、左半身は麻痺があるという。「③含嗽を指示すると問題なくできる。」「④口腔内全体にプラークと食物残渣の付着があり」、舌は乾燥して舌苔もみられる。歯肉は発赤・腫脹している。
客観的データはどれか。2つ選べ。

第26回国家試験 午後82

口臭の原因を明らかにするために、口臭測定に加えて測定するのはどれか。2つ選べ。

第26回国家試験 午後83

67歳の男性。入院中の口腔衛生管理を行うことになった。食道癌の診断で2週間前より放射線治療と化学療法を行っており、4日後に手術が行われるという。口腔内の評価では、う蝕や歯周病は無かったが口が渇くと訴えていた。評価時の舌の写真(別冊午後No.17)を別に示す。
歯科衛生士が行う口腔衛生管理によって期待される効果はどれか。2つ選べ。

第26回国家試験 午後84

65歳の男性。定期健康診査で来院した。口腔内写真(別冊午前No.18)を別に示す。ブリッジ部にプラークの付着が認められた。保健指導を行うよう指示を受けた。
丸印で囲んだ部位の清掃に適するのはどれか。2つ選べ。

第26回国家試験 午後85

45歳の女性。定期健康診査を目的に来院した。歯科保健指導は5回目となる。指導時の会話を以下に示す。
歯科衛生士:自宅での歯磨きはいかがですか。
患者:教えていただいたように行えていると思います。最初1か月は、歯間ブラシを使うのは面倒でしたが、4か月経ってみると、使わないとすっきりしない気がします。
歯科衛生士:歯間ブラシは毎日使っていますか。
患者:はい。1日2回。昼食後と夕食後の歯磨きの時に使用しています。職場の人にも勧めているのですよ。
歯科衛生士:それはすばらしいです。このまま続けていけそうですね。
患者:はい。気持ちがよいので続けられると思います。

保健行動変容の段階はどれか。

第26回国家試験 午後86

87歳の男性。5年前から認知症が悪化し、施設に入居して全介助であるという。施設職員からよくむせることを主訴として歯科訪問診療を依頼された。食事はおかゆと刻んだおかずを食べているという。誤嚥性肺炎はこれまで発症していない。食後の義歯の写真(別冊午前No.19)を別に示す。
最初に行う対応はどれか。

第26回国家試験 午後87

歯の喪失により、摂取しにくくなるのはどれか。2つ選べ。

第26回国家試験 午後88

非う蝕性甘味料はどれか。2つ選べ。

第26回国家試験 午後89

7歳の女児。小学校での保健指導で担任から相談を受けた。女児は給食で口にした食物を詰め込むことが多くなり、何度か窒息しそうになったという。全身疾患は特に無い。口腔内写真(別冊午後No.20)を別に示す。
担任に対する適切な助言はどれか。2つ選べ。

第26回国家試験 午後90

85歳の女性。同居している家族から、「これまでは家族と同じように食べられてましたが、最近はむせることが多くなってきました。献立で工夫できることはありますか。」との相談を受けた。適切な助言はどれか。2つ選べ。